いいもの

これまで読み続けてきたメールマガジンに
渡瀬 謙氏の『ストレスなしの営業を提案する「営業のカンセツワザ」』があります。
渡瀬 謙 サイレントセールス・オフィス

営業と聞くと拒否反応のようなものを感じていた私にとって、同氏のサイレントセールスという言葉は大変魅力的でした。
それまではステレオタイプのように営業=強引なトークと勝手に思い込んでいたからです。
メールマガジンに登録してみると、落ち着いた語り口で無理のない営業についての考え方が紹介されていて、気づけば私の数少ない拝読マガジンとなっていました。

渡瀬氏は、これまで多くのビジネス書を発行していたのですが、
今回はじめての小説として『新入社員ヒロと謎の育成メールの12ヵ月』を書いたとのことで、興味を持ちました。

正直なところ、表紙には若干の違和感を覚えましたが(そもそもターゲットが異なるためでしょう。)営業という仕事に向き合う新社会人のまじめで素直な気持ちに追従することができ、新入社員の方はもちろん、それ以外の人にも働くことへのさわやかな感動を思い起こさせる良書でした。

今回の記事のタイトルにもした「なんのために仕事をするのか?」という人間なら誰しも抱く永遠のテーマについてもあらためて前向きに考えるきっかけをこの本は与えてくれます。

切り口は異なりますが、仕事というキーワードでこれまで印象に残った西村 佳哲氏の『自分の仕事をつくる』という本を思い出しました。

先日、教えていただいた名著。

この本が、中学や高校での社会科の必読書になったら社会はよりよい方向に少しずつ変わるのだろうか。

現代社会でいっこうに改善されない様々な問題ー南北格差や都市と地方との不均衡、雇用問題、環境問題、平和と経済などーを1973年に既に詳細に述べていて、それから数十年たった日本でも今まさに取り組まなければならない切実なものとなっていることに驚愕を覚えました。それらの問題を人間性を踏まえた視点で考えているところにもシューマッハーという人の本質を探究する独自性や普遍性を感じました。

現在、先進国と呼ばれているところでの経済学とは、どのようなことを教えているのかもちょっと気になりました。もちろん生産技術や自然科学を教える分野でも彼の考えに一度は接する機会は必要でしょう。デザインでも。

出版当時から、世界でベストセラーになったようですが、個人的にもっと早く読んでおけばと思いました。こういう本は、知っている人は知っているのでしょう。

スモール-イズ-ビューティフル-講談社学術文庫-F・アーンスト・シューマッハー

twitterにて石井氏の講演会タイトル「永訣の朝・身体の痕跡・ポストタンジブルビット」を目にした時、直感的に参加申込をしました。

高校の国語の教科書に載っていた宮沢賢治の詩が私の記憶に残っていて、「あめゆじゆとてちてけんじや」という不思議なことばを思い出しました。

その詩をMITメディアラボの方が講演会のタイトルにするということがたいへん魅力的に思えたのです。

石井氏は、タンジブルユーザーインタフェースの研究で世界的な評価を得た研究者です。アート、サイエンス、テクノロジー、デザインという様々な領域に理解のある(各自の頭にすべてを住まわせることができる?)人々が協創することで生まれる独創的な研究を行っています。

講演会は参加者にも前向きな力を与え、今まで参加した講演の中でも最高に素晴らしいものとなりました。
石井氏の圧倒的なバランス感覚にも感銘を覚えました。

MIT Media Lab - Tangible Media Group


以下は、講演会の覚え書きです。


●表現(永訣の朝)

永訣の朝の詩の肉筆原稿を一度みたいと思っていた石井氏は、岩手の賢治の博物館を訪れました。そこで、9ポイントの文庫本の活字とは異なり、農作の合間に書いたであろう土や汗などを含んだ手書きのよごれのある原稿(賢治の手、インクの変化)に、創作のプロセス、苦悩を感じ取ったそうです。(フィジカルとデジタルとの大きな溝、身体の痕跡、大量印刷=そぎ落とされていく、現在もアスキーテキストで流れていく、痕跡すら残せないメディア)(フィジカルデザインメディア)

●表現(ねんど+コンピュータ)

現在のネットや映像の多くの世界はデジタルのメディアであり、それに対してタンジブルというインターフェイスは、フィジカルとデジタルとを橋渡しするようなヴィジョンとのこと?

●想像、感動(若山牧水)

HDTVなど完成したPXではなく、いかにInspireさせるか!

●小瓶

落とすとわれてしまう。唯一のもの=美の本質。
天気のわかる母への小瓶。=日々の自然なメタファー。日々の愛する生活。

●変化

大きなビューをもたないとわからなくなる。アーリーモーニングシステム。

●理念

Vision=100年(すぐにいえない未来)=Art!=アカデミア?
Applications=10年
Tech=1年

●科学博物館(東京でいえば科学技術館?)

惑星装置→身体化=そろばん(10進数をメカニカルに表現している)

アフォーダンス、シンプル、メカニカルなトランスペアレンシー対PC(ブラックボックス)、無力感

●重力

なぜ1Gか、問わない、当たり前になってしまっている。
最近ではgoogle=ブラックホール、みなさんを吸い込もうとしている。

●GUI とTUI

GUI
Visual, General purpose, Remote control

TUI
Tangible, Special purpose, Direct manipulation

●世界はメタファに満ちている=すべて意味がある

メタフォリカルなジャンプ。

●ライフ イズ ショート(なぜ?→哲学→普遍的→未来→死後)

●燃料(飢餓、屈辱、プライド、情念)問い(なぜ?)

●出る杭は打たれる。出すぎた杭は誰も打てない。

●独創

100m走(トラックではなく、原野を走る)

1.問いを発する。(発し続ける)
2.ビジョンがエンジン。翻訳ではなく。

●未来は既にきている。が、均等にはきていない。


●スポンサーを大募集中とのことです。

新しいメディアラボの部屋の名付け親になれる権利も
1億円の部屋、5億円の部屋など。

先日、いつもお世話になっているツバルの森さんに同行させていただき、エコな印刷に取り組んでいるサンエー印刷さんの工場へ見学に行ってきました。

以前、ハイデルベルグさんの工場(兼ショールーム)に行ったときと負けず劣らず整理整頓が行き届いたすばらしい設備でした。

徹底したセキュリティ管理の中での製本加工や全量検査を行うサービスもさることながら、今まで聞いたことがなかったライスインキに興味を持っていました。

環境にやさしいということで、少し前までは大豆油インキが注目されていましたが、サンエー印刷さんでは、インキメーカーと協力してライスインキという米ぬか油を使用した印刷を行っているとのこと。

大豆の多くが海外からの輸入にたよっていることを考えると、国内で多く生産されている米ぬか油はフットプリントの軽減にも貢献し、植物油ということで環境にもやさしく、欠点の少ない方法だと実感しました。

大豆と異なり食用部分以外の米ぬかを使用するという点で、食糧問題にも配慮しています。

唯一の欠点としては、インキの価格がまだまだ一般のものと比べると割高とのことで他の印刷会社さんにも以下のコンソーシアムで啓蒙をして広めていきたいそうです。
ライスインキ・コンソーシアム

最近自宅でホームベーカリーを用いて米粉パンならぬ、ごはんでパンという強力粉にご飯を加えたパンを作っているのですが(おいしいです!)、お米がいろいろなところで活躍する機会が増えたらいいなあと思いました。


うつわ

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先日、ようやく21_21 DESIGN SIGHTの「うつわU-Tsu-Wa」に行ってきました。雑誌などで拝見していたルーシー・リィーさんの作品を間近にみられるとあって楽しみにしていたのです。
全体のディレクションを三宅一生氏が行い、会場構成を安藤忠雄氏という贅沢な内容でした。清涼感のある水面に作品が浮いているように配置され、ガラスなどのさえぎるものがない展示空間がたいへん心地よく感じられ、作品そのものもいっそう引き立って見えてくるようでした。
警備の関係もあるのでしょうが、よくをいえばもう少しだけ作品を近くから眺められればといったところです。
ルーシー・リィーさんの作品は、評判通り、とても美しく、陶磁器の質感、縞の文様などは人間の手仕事の大切さをあらためて考えさせられる優れたもので、自分のものにしたい、いつまでも見ていたいとも思わせる魅力がありました。
また、こちらはガラスケースに入っていましたが、初期のボタンの作品もかわいらしく生活の中にある芸術の力を体感しました。

会場をあとにしようと階段をのぼっているとどこかで見た方...と通りすぎ、ふりかえって「三宅一生氏」とじーっと見てしまいました。スタッフの方に聞くとたびたび会場を訪れているとのこと。写真のままのいでたちでりんとした存在感がありました。

以前応募して届いたWiMax。
windowsのみの対応だったためあまり使用していませんでしたが昨日からmacに対応いたしました。偶然選んでいたUSB端末(UD01SS)のドライバーが発表されたのです。
これで仕事でもたくさん使うことができそうです。
自宅の光回線とあまり変わらない体感速度です。少しだけ時の流れを感じました。

UQ WiMAX

以前チケットをいただいた「横浜トリエンナーレ2008」が13日から既にはじまっていました。
横浜トリエンナーレ2008

最近はなかなか現代美術系の催しに頻繁に足を運ぶことが出来ず、少し前に東京都現代美術館の「パラレル・ワールド もうひとつの世界」展に行ったぐらいでした。(ほどよい非日常感がよかったです。併設のBloomberg提供の岡田公彦さんの作品も壮大で感動しました。)

横浜で開催する3年に一度の現代美術のイベントなので楽しみです。
また家族連れで行きたいです。

購読しているメールマガジンに長谷川和彦監督の「太陽を盗んだ男」の話が書かれていました。昔、深夜のテレビで放映されていたのを偶然観て、なんなんだこの映画はとしばらく放心状態だったことを思い出しました。

ジュリーのかっこよさを差し引いても、日本の映画史上、最高の映画なのではと。

以前務めていた会社の近くに定食屋さんがあって、なぜか店内の壁に太陽を盗んだ男のポスターが一枚貼ってありました。
(「僕の先生は原爆を持っている」というコピーは、糸井重里さんだったのですね。)

店主に尋ねると、以前お客さんが貼っていったとのこと。
その後、定食屋さんは、店を閉じてしまったのですが、その際にポスターを譲ってもらえばよかったかなと今更少し後悔...

SHCのおそらくFさん編集の本。
魅力的なお仕事をしている編集者さんです。
PROGETTOのお知らせから知りました。
のちほど読みたいのでメモです。

STANDARD TRADEさんのお店、いつか行きたいなあ。


●作ること暮らすこと●
publisher: 産業編集センター
author: 井山三希子
price: 1680(税込)
舟形鉢、ピッチャー、面取りボール...白と黒のシンプルな器の作り手、井山三希子の
日々の暮らしと、これまでの仕事が一冊に。A5判。156ページ。


●STANDARD TRADE.の仕事●
publisher: 産業編集センター
author: 渡邊謙一郎
price: 1785(税込)
ナラ材にこだわったシンプルなデザインの家具で人気のスタンダードトレード。立ち
上げから10年。オーダー家具界の旗手として走り続けてきたスタトレの、これまでの
仕事をまとめた1冊。A5判。240ページ。

あったらいいなと思っていた署名サイト、既にあったのですね。

オンライン署名サイト「署名TV」

遅まきながら知りました。

地域生活の中でも紙の署名だけではなく、ウェブで簡単に署名できる仕組みがあればと思っていましたが。マイページや署名した後に友人、知人へのメールでの口コミ機能、ブログパーツなどよく考えられています。

運営は、イーココロ!ユナイテッドピープルさん。さすがです。